住友不動産はオフィス賃貸が好調だ

住友不動産は9日、2025年3月期の連結純利益が前期比7%増の1900億円になる見通しだと発表した。オフィスビル賃貸とマンション販売がともに好調で、12期連続で過去最高を更新する。好業績を受けて株主還元を拡充し、年間配当は10円増の70円とする。

年間配当は当面、年10円増のペースで引き上げていく。30年3月期の目標としていた年間配当100円を2年早い28年3月期に実現する計画だ。

25年3月期の売上高は3%増の1兆円、営業利益は5%増の2670億円を見込む。日銀がマイナス金利政策を解除したことで、不動産業界への影響が注目される。住友不は有利子負債の大部分を固定金利で調達しており、マンション需要も旺盛なため、目先の影響は軽微だとみている。

同日発表した24年3月期決算は売上高が前の期比3%増の9676億円、純利益が9%増の1771億円だった。

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