ファイントゥデイは「ツバキ」などを展開している

資生堂は10日、約20%を出資する持ち分法適用会社で日用品を手がけるファイントゥデイホールディングス(HD)が上場に向けた準備を始めたと発表した。上場を目指す市場や今後の詳細なスケジュール、上場後の株式の保有方針については未定という。

ファイントゥデイHDは資生堂の日用品部門が分離し、欧州系の大手投資ファンドCVCキャピタル・パートナーズの傘下に入る形で2021年に設立された。ヘアケア・スキンケアブランドの「ツバキ」や「ウーノ」などを展開している。売上高は1000億円で、売上高営業利益率は10%を超える水準という。

ファイントゥデイHDの小森哲郎最高経営責任者(CEO)は積極的なM&A(合併・買収)の意向を示しており、上場で調達する資金を活用するもようだ。

【関連記事】

  • ・CVC・資生堂の日用品新会社 海外に活路
  • ・資生堂、構造改革に300億円 24年12月期は純利益1%増

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。