ヤマエGHDの2024年3月期は増収増益だった(福岡市の本社)

食品卸などのヤマエグループホールディングス(GHD)が10日発表した2024年3月期の連結決算は、売上高が前の期比21%増の7127億円、純利益が7%増の84億円と、いずれも過去最高だった。M&A(合併・買収)した子会社の業績が上乗せされたほか、新型コロナウイルス禍が明けて外食需要が高まり、飲食店向けの業務用卸が回復した。

同社は前期に菓子・食品卸のコンフェックスホールディングス(HD、東京・渋谷)など計6社を子会社化し、M&Aによる事業拡大に力を入れてきた。過去の買収企業による売上高は前の期から1095億円増えた。

25年3月期の売上高は前期比26%増の9000億円、純利益は6%増の90億円を予想。前期の下半期を中心に買収した企業の業績が通期で計上されることに加え、既存事業も成長を見込む。

また、中期経営計画で掲げていた26年3月期の売上高の目標を7200億円から1兆円に引き上げたと発表した。経常利益は180億円から220億円と上方修正した。

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