クボタは現地時間10日、米ハワイ・オアフ島につくった日本産米の輸出拠点の開所式を行った。日本から輸出した玄米を現地で精米してレストランなどに提供する拠点で、年900トン分の精米ができるという。

 同社によると、ハワイは稲作が行われておらず、コメは米国本土などから輸入している。現地で精米したコメの方がより新鮮で、味もよくなる。日系人も多いハワイでの消費拡大を狙う。将来的には米国本土への進出も視野に入れているという。

 同社によるコメの輸出拠点は、2011年設置の香港、13年のシンガポールに続いて3カ所目。輸出用のコメは全国19道県の生産者と契約して栽培しており、23年には約6千トンを輸出した実績がある。(清井聡)

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。