明治時代の1874年に神戸―大阪間の鉄道が開業してから、11日で150周年を迎えました。日本初だった新橋―横浜間の開通から約2年後で、西日本では初めての鉄道でした。北大阪急行電鉄(大阪府豊中市)の南北線が3月に延伸されるなど、今も路線延伸の動きがあり、街の顔でもある駅前の再開発も進んでいます。変わり続ける関西の鉄道の今をまとめました。

西日本初の鉄道150周年 記念列車、歴史も乗せてGO!


JR西日本は、神戸―大阪間の鉄道開業150周年の記念式典を神戸駅で開催しました。式典では、沿線地域の150年の歴史を紹介する写真などを展示した記念列車が、大阪駅に向け出発しました。JR西は開業当初からあった6駅(神戸、三ノ宮、住吉、西宮、尼崎、大阪の各駅)の初代駅舎の写真を印刷した入場券を発売するなど、12月ごろまで様々な企画を予定しています。…記事を読む

大阪・箕面にタワマン続々 北大阪急行の新駅開業


北大阪急行電鉄(大阪府豊中市)の南北線が3月23日に延伸されました。大阪府箕面市では再開発が加速しています。延伸に伴って同市内には箕面船場阪大前駅と箕面萱野駅の2駅が新設。新駅に隣接して計1100戸以上の高層マンション3棟が開業を予定するほか、バスターミナルなどが整備され、地元では大きな経済波及効果が期待されています。…記事を読む

JR西、新大阪から阪急直通検討 新線で十三経由し関空へ


阪急電鉄が計画する新大阪と大阪間を十三経由で結ぶ連絡線にJR西日本が乗り入れを検討していることがわかりました。新大阪から関西国際空港までの相互運転を視野に入れています。実現すれば、新幹線駅から空港駅までの輸送が充実し、乗客の利便性は高まります。…記事を読む

梅田にJPタワー大阪完成 オフィスにサウナやラウンジ


日本郵便などは4月、大阪中央郵便局跡地に完成した大型複合施設「JPタワー大阪」(大阪市)のオフィスフロアを報道陣向けに公開しました。JR大阪駅西口に直結する好立地に加え、利用者専用のサウナやジムなどの設備を充実させ、オフィス需要の取り込みを狙います。…記事を読む

関西鉄道各社の次の柱は 不動産にレジャー、競う個性


沿線の人口減少や生活様式の変化で移動の需要が減るなか、鉄道事業を最優先としてきた関西の私鉄・JRの経営姿勢に変化が見え始めました。不動産や観光への投資に力を注ぎ、人の呼び込みを競い合っています。背景には「鉄道至上主義」にこだわっていては成長できない、という危機感があります。…記事を読む

近鉄GHDの若井敬次期社長「リスク取り、挑戦する組織に」


近鉄グループホールディングス(GHD)は4月、若井敬・取締役専務執行役員(64)が6月に社長に昇格する人事を発表しました。「自分自身がリスクを取って上手に失敗していく姿を見せ、チャレンジできる組織をめざす」と話す若井敬次期社長。経営トップとしてそれを体現できるかが早速問われています。…記事を読む

JR西、民営化後初の運賃体系見直しへ 大阪環状線は上げ


JR西日本が京阪神エリアの運賃体系を見直す検討に入ったことがわかりました。大阪環状線など都心部の一部区間で運賃を引き上げる一方、宝塚線や山陽本線、琵琶湖線などの一部区間では引き下げます。JR西が運賃体系を見直すのは発足後初めて。2024年度中にも国土交通省に認可申請し、早ければ25年度にも適用します。…記事を読む 関西セクショントップページはこちら

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