徳島県はフランスのパリでこのほど開業した日本産品のアンテナショップに、県内事業者の加工食品や工芸品を展示するコーナーを設けた。欧州で人気のユズの加工品や藍染め製品など、まずは県内12社の26商品を販売する。期間は2025年3月末まで。今夏のパリ五輪・パラリンピックの開催をにらみ、県産品のPRを強化する。
長野県内の企業や自治体でつくる長野欧州貿易支援機構(佐久市)がパリ中心部で運営を始めた常設のアンテナ店「GOEN(ゴエン)」に、徳島専用のコーナーを設けた。ユズを使ったジャムやオイル、阿波晩茶、半田そうめん、鳴門わかめ、梅酒、木工品などを陳列する。
商品は3カ月ごとに入れ替え、出品希望者を逐次募る。展示場所の借り上げ費用は県が負担し、輸送費などその他の経費は各事業者が負担する。後藤田正純知事は「パリから情報を発信してブランド化できれば意義は大きい」と話している。
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