自動車向け駆動系部品のユニバンスが13日発表した2024年3月期の連結決算は純利益が前の期比2.3倍の17億円だった。売上高は9%増の527億円。自動車生産が回復し原材料高騰などの価格転嫁や円安傾向も寄与した。

浜松市の子会社工場敷地内で検出した基準値を超す六価クロムの対策に20億円の特別損失を計上した。敷地外の調査では基準値超の六価クロムは未検出という。前期に地下水の流出を防ぐ遮水壁を設け、今期から3〜5年かけて土壌入れ替え工事を進める。

25年3月期は売上高が前期比2%増の540億円、純利益が41%増の25億円を見込む。

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