ソニーグループの25年3月期の連結純利益は前期比5%減を見込む

ソニーグループは14日、2025年3月期の連結純利益(国際会計基準)が前期比5%減の9250億円になる見通しだと発表した。市場予想の平均(9889億円)を下回った。音楽やゲーム、半導体事業などで増益を見込むが、税額控除が減少するため法人所得税の負担が増える。

あわせて10月1日を効力発生日として1株を5株に分割すると発表した。最低投資金額を引き下げ投資家層を拡大する。また、2500億円を上限とする自社株取得枠を設定した。

同日発表した24年3月期の連結決算は、売上高が前の期比19%増の13兆207億円、純利益は3%減の9705億円だった。半導体事業でスマホ向け新型画像センサーの歩留まり低迷や減価償却費などの負担増が響いた。金融事業では会計基準を一部変更した影響がでた。

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