メロンの果肉や杏仁豆腐を組み合わせた「ダブルメロンラテ」

プロントコーポレーション(東京・港)は14日、国産メロンのソースを使ったドリンクやケーキをカフェ「PRONTO(プロント)」で発売すると発表した。28日から7月ごろまでの期間限定。若年層など新規客の獲得や客単価の向上につなげる。

鹿児島県産マスクメロンを使ったソースを自社開発した。一般市場に流通せず、主に海外で贈答用として取り扱う品種を使った。メロンの果肉や杏仁(あんにん)豆腐を組み合わせた「ダブルメロンラテ」(649円)とメロンソースをソーダに仕立てた「鹿児島県産マスクメロンスカッシュ」(539円)を販売する。

ケーキではメロン風味のクリームを使った「メロンのモンブランタルト」(539円)を提供する。2023年にメロンの商品を期間限定で出したところ好調だったため、24年も取り扱うことを決めた。

物価高が続く中でも、自分のために良いものを買うニーズは根強い。外食各社はこうした「ご褒美需要」を取り込むため、メロンを使った商品開発を競っている。

スターバックスコーヒージャパン(東京・品川)は4月10日からメロンを使ったフラペチーノを販売している。3年連続でメロンを使用しており、フラペチーノの中でも人気の商品だ。

全国で紅茶専門店「アフタヌーンティー・ティールーム」を展開するアイビーカンパニー(東京・渋谷)は同社の紅茶にあわせ、メロンを使用したスイーツプレートを13日から26日まで販売する。4月11日から東京・有楽町の店舗限定で販売を始めたメロンのミルフィーユ2種は、売上高が計画比27%増だった。

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