小売業のマキヤは14日、2025年3月期の連結純利益が前期比3%増の15億円になる見通しだと発表した。2期連続の増益を予想する。2月に買収したネット通販会社との相乗効果を見込むほか、プライベートブランド(PB)の販売強化や在庫管理の徹底などで収益性を高める。
売上高は13%増の869億円、営業・経常利益は各1%程度の増益を見込む。正社員とパートの大幅賃上げ、有給休暇の取得推進といった待遇改善で人件費は上がるが、売れ筋分析などによる商品・販売戦略で補う。年間配当金も5円増の計25円を予想する。
同日発表した24年3月期の連結決算は売上高が前の期比8%増の767億円、純利益は22%増の14億円だった。商品別では生鮮食品が5割ほどの増収だった。コスト面では人件費が4%ほど上昇したが、水道・光熱費を16%減らした。
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