富士フイルムのデジタルミラーレス一眼カメラの新型機「FUJIFILM X-T50」

富士フイルムは16日、デジタルミラーレス一眼カメラの新機種を6月から販売すると発表した。気軽に写真を楽しむエントリー層などを対象にした「Xシリーズ」の新型機で、色調表現を簡単に変更できるダイヤルを新たに搭載した。軽量を重視し、幅広い層の需要を見込む。

製品名は「FUJIFILM X-T50」で、画像センサーがフルサイズよりも一回り小さい「APS-C」を搭載する。オープン価格だが、店頭では22万4000円程度(税抜き)を想定する。

新型機は色調を明るくしたりレトロ調にしたりといった、多彩な表現を楽しめるダイヤルを新たに設けた。富士フイルムが独自開発し、写真フィルムを交換する感覚で表現を楽しめる「フィルムシミュレーション」のモードを簡単なダイヤル操作で変えられる。

約4020万画素の画像センサーを搭載する。ボディーの重量は438グラムと軽量なため、手軽に持ち運びつつ高精細な写真を撮りたい需要を取り込む。

富士フイルムのデジタルミラーレス一眼カメラの新型機「FUJIFILM GFX100S II」

同日、プロフェッショナル向けの「GFXシリーズ」からデジタルミラーレス一眼の新型機を6月から販売すると公表した。製品名は「FUJIFILM GFX100S II」で、画像センサーはフルサイズよりも一回り大きい「中判サイズ」を搭載する。

1億2百万画素で、超高精細な画像が撮影できる。こちらもオープン価格だが、店頭で77万円前後(同)を想定する。手ぶれ補正機能や自動追尾機能にたけており、スポーツ向けなどで使用する需要も見込む。

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