オランダの極右政党、自由党は、去年11月の議会下院選挙でオランダ第1主義を掲げて難民受け入れ反対などを訴え、第1党に躍進しましたが、単独過半数には及ばず、ほかの党との連立政権樹立へ向けた協議が行われてきました。
15日、自由党のウィルダース党首は「われわれは交渉担当者間で合意した。いい知らせだ」と述べ、自由党のほかルッテ首相が率いる中道右派の自由民主党など合わせて4つの党が合意したことを明らかにしました。
協議の中でウィルダース党首自身は首相に就かない立場を示していて、今後、連立政権の樹立へ向けて各党の間で首相や閣僚などの人選を進めることになります。
ロイター通信は、ウィルダース氏が反EUや反イスラムの主張を弱めたほかウクライナへのあらゆる軍事支援に反対する立場を変えたことにより、協議が前進したとしたうえで、自由党が中心となる新たな政権は以前より厳しい難民・移民政策を取ることが予想されているとしています。
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