15日、スロバキアのフィツォ首相が銃撃された中部ハンドロバで、身柄を拘束される人物(右から2人目)(ロイター=共同)

 【ベルリン共同】スロバキアのフィツォ首相が15日に銃撃された事件で、警察は現場で拘束した男(71)を殺人未遂容疑で逮捕し、本格的な捜査を始めた。ロイター通信などが16日報じた。カリニャーク国防相は16日の記者会見で、入院しているフィツォ氏について「容体は安定しているが、まだ深刻な状態だ」と説明した。  シュタイエシュトク内相は、男が反政府運動に参加していたとし「(4月の)大統領選の結果に不満を持ち、行動を過激化させた」と述べた。大統領選ではフィツォ氏に近いペレグリニ元首相が勝利した。  カリニャーク氏によると、フィツォ氏は4発の銃弾を受けた。


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