【ソウル=木下大資】韓国軍合同参謀本部は17日、北朝鮮が同日午後3時10分ごろ、東部の元山(ウォンサン)付近から日本海へ数発の短距離弾道ミサイルを発射し、約300キロ飛行したと発表した。日本の排他的経済水域(EEZ)外へ落下したとみられる。  国連安全保障理事会が禁じている北朝鮮の弾道ミサイル発射は、今年に入り5例目。直近では4月22日、戦術核による反撃を想定した訓練と称して超大型放射砲(ロケット砲)を発射して以来となる。

北朝鮮の国旗(資料写真)

 最近は北朝鮮製の弾道ミサイルが、ウクライナ侵攻を続けるロシア軍に使用された事例が指摘されている。北朝鮮の金与正(キムヨジョン)朝鮮労働党副部長は17日朝に発表した談話で、ロシアへの兵器輸出は「荒唐無稽な臆測だ」と否定し、自分たちが進めるミサイルなどの兵器生産は韓国との戦争準備のためだと主張した。 

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