北朝鮮と国境を接する中国東北部の北朝鮮レストランで販売された低糖質の大同江ビール=14日(共同)

 【北京共同】世界的な健康志向にあやかり、北朝鮮が同国を代表する「大同江ビール」を低糖質にした新商品の販売に力を入れていることが19日分かった。北朝鮮国内だけでなく、国境を挟む中国側の北朝鮮レストランに販路を拡大。北朝鮮のビールは海外に一定の愛好家がおり、外貨獲得手段になっている。  大同江ビールは、麦と米の配合比率などにより味の異なる7種類の存在が知られていたが、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の機関紙「朝鮮新報」は昨年12月、糖質を抑え低カロリーの「8番目」が新開発されたと報道。「すっきりとした味わい」で、首都平壌でも好評だという。  大同江ビールは輸出された一部の種類が中国でも購入できる。北朝鮮と国境を接する中国東北部では、平壌にあるビール工場の系列飲食店が運営され、こうした店でも低糖質ビールが売られていることが確認された。  店員によると、正式な「8番目」とは別に、店の施設で製造したクラフトビールの一つとして提供している。「新商品」と明記され、1杯28元(約610円)。


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