ドイツ・ベルリン市ミッテ区に設置された少女像=2020年11月(共同)
【ベルリン、ソウル共同】ドイツの首都ベルリンに設置されている従軍慰安婦の被害を象徴する少女像について、ベルリンのウェグナー市長は16日に東京で上川陽子外相と会談し「変化を起こすのが重要だ」と述べ、解決を図る方針を示した。ドイツ政府などと協議しているという。ベルリン市が20日までに発表した。日本政府は撤去を求めている。 設置したベルリンの韓国系市民団体「コリア協議会」は、撤去へ向けた動きだとして「日本政府の圧力に屈した」と反発。一方で韓国外務省当局者は20日、設置は「追悼や教育の意味で地域と市民社会が自発的に進めたものだ」とし「民間レベルの活動に韓日両国の政府が関与するのは望ましくない」との考えを示した。 日本側は岸田文雄首相が2022年、来日したドイツのショルツ首相に撤去に向けた協力を直接要請していた。 少女像は、コリア協議会が20年にベルリン市ミッテ区に区の許可を得て設置した。台座には英語で「第2次大戦中、日本軍は少女や女性を強制連行し性奴隷にした」と記された。
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