21日、フランス・カンヌで開かれた記者会見で発言する「アプレンティス」のアリ・アッバシ監督(ゲッティ=共同)

 【カンヌ共同】フランスで開催中の第77回カンヌ国際映画祭で、若い頃のトランプ前米大統領を描いた映画「アプレンティス(見習い)」がワールドプレミア(世界初上映)され、妻をレイプするシーンなどが含まれた赤裸々な内容が物議を醸している。トランプ氏の陣営は「虚偽だ」と激怒、法的措置を取る構えだ。  映画は1970~80年代の米ニューヨークで不動産開発業者として活躍したトランプ氏の原点が描かれる。題名はトランプ氏がかつて出演し、有名になるきっかけとなったテレビ番組の名前から付けられた。監督はイラン系デンマーク人のアリ・アッバシ氏。映画「聖地には蜘蛛が巣を張る」などで知られる実力派だ。


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