ウクライナ北東部ハルキウ州で23日、ロシア軍の攻撃を受け、少なくとも6人が死亡、20人以上が負傷した。地元メディア「キーウ・インディペンデント」などが、現地の知事の話などとして伝えた。

 シネフボウ知事らによると、州都ハルキウ市内で約10回の爆発音が聞こえたという。市内の交通インフラや公共サービス会社の建物が攻撃を受け、印刷店では火災が発生した。

 また、国営ウクライナ鉄道は23日、ハルキウ市や周辺の地域へのロシア軍によるミサイル攻撃で、同社の複数の施設が被害を受け、6人の従業員が負傷したと発表した。

 ハルキウ州では、ロシア軍が新たな地上作戦を進めるなど攻撃を強めている。ウクライナのゼレンスキー大統領はこの日のロシア軍による攻撃について、「ロシアはウクライナの防衛システムの欠如を利用している。この弱点は私たちのものではなく、3年間、テロリストに対して適切に対処する勇気を持たなかった世界の弱点だ」と自身のテレグラムで述べた。(村上友里)

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