フランスのマクロン大統領は23日、独立支持派らによる暴動が続く南太平洋のフランス領ニューカレドニアを訪問した。
現地で事態の沈静化にあたっている。
ニューカレドニアでは、フランス系住民の地方参政権の拡大案をめぐり、独立支持派が反発し、5月13日から暴動が続いていて、これまでに憲兵2人を含む6人が死亡している。
現地入りしたマクロン大統領は23日、地元行政のトップや独立支持派らと会談し、選挙制度の変更の審議を、地方行政の合意を得るまで一時的に停止させることを約束した一方、暴動の沈静化のため、今後数日のうちに必要に応じて大規模な鎮圧作戦を行うと示唆し、地元行政の協力を求めた。
緊急事態宣言下のニューカレドニアでは、多くの観光客が足止めされていて、ニューカレドニア高等弁務官事務所によると、これまでに約100人がチャーター便で退避したという。
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