台湾の駐日大使館にあたる台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表は24日記者会見し、中国軍による軍事演習は台湾海峡の緊張情勢をエスカレートさせるなどと非難し、演習の中止を求めた。

駐日大使にあたる謝代表は、中国軍が台湾を取り囲むように行っている軍事演習について「一方的な武力による現状変更の行動であり台湾海峡の緊張情勢をエスカレートさせるのみならず周辺国家との緊張をもたらす」などと指摘した。

その上で、「中国の横暴な行動には全く正当性がない」などと非難し、直ちに演習を中止するよう求めた。

台湾の頼清徳新総統が20日の就任演説で、「中華民国と中華人民共和国は互いに隷属しない」などと述べたこと受け、中国軍は「独立勢力への懲罰」だとして23日と24日台湾周辺で軍事演習を行っている。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。