オースティン米国防長官(24日、ワシントン)=AP

【ワシントン=共同】米国防総省は24日、オースティン国防長官が同日、ワシントン近郊のウォルター・リード軍医療センターで、以前から予定されていた治療を受け、ヒックス副長官が約2時間半職務を代行したと発表した。2月に出たぼうこうの症状に関わるもので、手術ではないという。国防総省によると、ホワイトハウスと議会へは通知した。

オースティン氏は24日夜に治療を終えて帰宅し、長官としての職務も再開した。今後の公式日程に変更はない。

オースティン氏は昨年12月、前立腺がんの手術を受け、今年1月に合併症で救急搬送された。バイデン大統領らに入院が伝えられず、透明性の欠如やリスク管理の在り方が問題視された。

国防総省は今回の治療はがんの診断とは無関係で、術後の経過に問題はないとしている。

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