水原一平容疑者が出廷した時の様子を、水本翔FNNロサンゼルス支局長が中継でお伝えする。

入ってきた時の様子は、無表情に近くて感情を読み取りづらくて、特に沈んでいるようにはみられなかった。

しかし、席に座って弁護士と1分ほど打ち合わせを行ったが、その時は深刻そうな表情で、不安そうに弁護士の目を見ている場面が多く、自分の身を案じているように見えた。

――通訳をしていた騒動前と比べて、外見に変化はあったか?

もともと水原容疑者は、ほっそりとした印象があり、廷内に入ってきた時もそんなに印象が変わった様子はなかった。

――いろいろな質問があったと思うが、その時の表情などはどう見えたか?

証言台に立つ時は、傍聴席に背中を向けるので表情は見えないが、保釈の条件が伝えられた時に、ギャンブルをしてはいけないこと、それからギャンブル依存症の治療を受ける必要があることと言われた時だけ、大きく首を縦に振っているのが印象的だった。

今回の事件の一端としてギャンブル依存症であること、そして、そこの治療に前向きである様子を伝えたいように見えた。

今後、始まる裁判で、その点で考慮を求めているようにも見えた。

――反省している姿は見られたか?

廷内では、イエスかノーで答える質問ばかりだったので、直接、自分の気持ちや考えを述べる機会もなかったので、反省しているかどうかをうかがい知ることはできなかった。

――周りのメディア、記者の様子などはどうだったか?

足に鎖がついていたことに皆、驚いていた様子だった。

今までスタジアムで見てきた姿とは、あまりに違ったため。

またメディアは、代理人弁護士から出廷のあとに、水原容疑者と囲み取材を行うと説明を受けていたので、メディアは裁判所の前に集まって待っていたが、結局、姿を見せることはなかった。

その隙に、メディアから隠れて水原容疑者が姿を消したことに、現地メディアも怒りを隠せず、そしてあきれた様子だった。

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