北朝鮮は15日、故・金日成(キム・イルソン)主席の生誕記念日を迎え、関係国は、軍事偵察衛星の打ち上げに警戒を続けている。

FNNソウル支局・仲村健太郎記者が、中継でお伝えする。

―― 韓国軍は北朝鮮の衛星打ち上げの時期についてどう見ているのか?

当初は民族最大の記念日、金日成主席の誕生日の前後での打ち上げが取り沙汰されていたが、実は14日、韓国の国防相が「技術的に補完が必要で、打ち上げが遅れている」と明らかにした。

一方で、発射時期が迫っていることは確かで、韓国軍は「早ければ数日後、遅くとも4月中」とみている。

具体的には、朝鮮人民革命軍の創設記念日とされる4月25日も可能性として挙げられる。

記念日に合わせて、衛星の打ち上げ成功を内外に誇示することができるから。

―― 北朝鮮は2024 年、偵察衛星を3基打ち上げると表明しているが、注目すべきはどんな点か?

実際に衛星が偵察能力を備えたかという点。

韓国側は2023年、北朝鮮が打ち上げた衛星について、「低画質のため偵察能力は無い」と分析している。

ロシアからの技術支援などによって、北朝鮮が衛星の性能をどれだけ向上させたかが注目される。

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