台風1号による暖かく湿った空気が入り込み、九州や近畿・東海で局地的に激しい雷雨となっている。

27日朝、鹿児島市では傘を打ちつける大粒の激しい雨が降った。

27日、気象庁は27日夜から28日の日中にかけて、鹿児島県と宮崎県で線状降水帯が発生するおそれがあると発表。線状降水帯予測の新たな運用を1日前倒し、注意を呼びかけた。

冠水した道路を大きな水しぶきを上げて走る車、台風1号が発生した当日のフィリピンでは、立つ人のひざあたりまで水位が上がっていた。

フィリピンでは、台風発生前から雨風が強まった。
中部に位置するレイテ島では木々が激しく揺れ、大粒の雨が降っている様子が確認できる。

この台風1号の接近にともない、発生のおそれのある線状降水帯。

今回のケースは、6人が死亡し1万棟以上の住宅被害が出た2023年6月の台風2号と、状況が似ていると指摘されている。

この時は、本州付近に停滞した梅雨前線へ台風から非常に暖かく湿った空気が流れ込み、梅雨前線の活動が活発化。

その結果、線状降水帯が6つの県であわせて11回も発生するという異例の事態となった。

27日夜から28日にかけて、特に九州南部にライン状の雨雲がかかり続け、非常に激しい雨が降ると予想され、その雨雲が東へと進み、関東では28日から29日にかけて1時間に50mmの2024年1番の雨が予想されている。

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