韓国軍は、北朝鮮の軍事偵察衛星が爆発する瞬間の映像を公開した。

北朝鮮は27日午後11時前、軍事偵察衛星を発射し、FNNのカメラは衛星とみられる飛翔(ひしょう)体が爆発する瞬間をとらえた。

一方、韓国軍も28日に衛星が爆発する映像を公開し、白い光が広がる様子などが記録されている。

軍がミサイルへの探知能力を示した形で、韓国メディアは、こうした映像公開は異例だとしている。

北朝鮮は打ち上げ失敗について、新たに開発したエンジンが原因だとしているが、韓国では日中韓首脳会談にあわせるため、北朝鮮が検証が不十分なまま発射にふみ切ったとの指摘もある。

―― 今回は失敗だということだが、北朝鮮は落胆している状況なのだろうか。

立石修・フジテレビ取材センター室長は、「軍事衛星の打ち上げをめぐっては、2023年も2回失敗していて、織り込み済みだと思われる。むしろ今回の実験で、本気で北朝鮮がロケット開発を進めていることが、あらためてわかったという感じがする。今回の打ち上げで注視しなければいけないのは、新しく開発したエンジンを北朝鮮が使っているということである」と話した。

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