ロシア国営原子力企業ロスアトムのリハチョフ社長は28日、国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長とロシアの飛び地カリーニングラードで会談した。リハチョフ氏はロシアによるウクライナ侵略後に占拠した同国南部のザポロジエ原発について「再稼働は議題になっていない」と述べ、現時点では検討していないとの考えを示した。
インタファクス通信が伝えた。グロッシ氏は「原発の安全性を高めるために必要な措置について、ロシア側と共通の理解に達することができた」と述べた。
欧州最大のザポロジエ原発を巡っては、ドローン(無人機)による攻撃が頻発しロシア、ウクライナ双方が非難している。
これまでは施設に大きな被害は出ていないものの、重大事故の発生につながりかねないとの懸念が出ていた。
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