昨年3月、ウクライナ南部のザポロジエ原発の入り口で警戒するロシア兵(ロイター=共同)

 ロシア国営原子力企業ロスアトムは7日、ウクライナ南部でロシアが占拠を続けている欧州最大のザポロジエ原発に同日、ウクライナによる無人機攻撃があり、職員3人が負傷したと発表した。うち1人は重傷という。国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長はXで「無謀な行為」と批判、原発周辺での軍事行動の即時停止を訴えた。  ウクライナメディアによると、同国国防省情報総局の報道官は、ウクライナ側は関与していないと述べた。  ロスアトムによると、原発敷地内の食堂や港、6号機の屋根に無人機が体当たりした。6号機に重大な被害はなく、周辺の放射性物質のレベルも正常とする一方「原発への前例のない攻撃」と非難した。


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