対話型AIの、チャットGPTを手がけるオープンAIは、安全性を評価する委員会を設置した。

オープンAIは28日、サム・アルトマンCEOなどで安全性強化のための委員会を新たに設置し、自社の技術について90日間かけて調査と評価を行い、報告書を作成するとしている。

最新モデルの一部の音声機能をめぐってオープンAIは、俳優のスカーレット・ヨハンソンさんから「自分の声に似ている」との抗議を受け、否定したものの、この音声の使用を停止している。

また、かつてアルトマンCEOの解任劇を主導したとされるイリヤ・サツケバー氏など、安全性に慎重な幹部2人が、5月、相次いで退社していることから、オープンAIは、委員会の設立で、社外に安全性を重視している姿勢を示すねらいがあるとみられる。

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