台湾東部・花蓮県の観光地「太魯閣国立公園」で捜索活動を行う消防隊員=5日(台湾消防署提供・共同)

 【花蓮共同】台湾地震で深刻な被害が出た東部・花蓮県の観光地「太魯閣国立公園」について、台湾政府は復旧のめどが立たないとして、現在の閉鎖措置を無期限で延長する方針を8日までに発表した。公園は雄大な景色が見られる大渓谷が有名で東部観光の名所。封鎖の長期化で地元経済への悪影響が懸念される。  確認された死者13人のうち多くが公園内で見つかった。道路の寸断で最大時に約700人が孤立状態となったが、7日に解消した。  台湾メディアによると、公園管理当局は「多くの歩道が落石や地滑りで深刻な被害を受けた。調査を終えるまで修復時期や必要な資金額は不明だ。(再開までの)タイムスケジュールはない」と説明。


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