29日、南アフリカ・ヨハネスブルク近郊の投票所に並ぶ人たち(共同)

 【ヨハネスブルク共同】南アフリカで29日に行われた総選挙(下院、定数400、任期5年)の開票が始まった。故マンデラ元大統領が率いた名門与党「アフリカ民族会議」(ANC)は格差にあえぐ国民の不満を受けて低迷。第1党の維持は確実視されるが、1994年の民主化以来初めて過半数を割るかどうかが焦点となっている。  大勢判明は日本時間30日夜以降になる見通し。  反アパルトヘイト(人種隔離)闘争を主導したANCは近年、経済低迷や汚職まん延に伴う退潮が顕著で、各種世論調査では最終的に40%台前半の得票率と予想されている。  ANCが過半数を割ると、ラマポーザ政権は連立協議に追い込まれる。


鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。