【ワシントン=芦塚智子】米国務省は31日、キャンベル米国務副長官が30日にワシントンで中国の馬朝旭外務次官と会談し、米中関係や北朝鮮問題、中東情勢などについて協議したと発表した。
国務省は、会談は米中間の意思疎通のパイプを維持し、両国の競争を責任ある形で管理する取り組みの一環だと指摘。バイデン米大統領と中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席が2023年11月の会談で合意した軍事対話再開や人工知能(AI)に関する政府間対話などの進捗について話し合ったと説明した。
キャンベル氏は中国の台湾周辺での活動に「強い懸念」を示し、中国によるロシアの防衛産業への支援や東シナ海、南シナ海での活動についても懸念を伝えたという。両氏は中東情勢のさらなるエスカレートを避けることの必要性で一致した。
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