韓国・京畿道坡州市で発見された、飛来物に入っていたビニールなどのごみ(韓国国防省提供・共同)

 【ソウル共同】韓国軍合同参謀本部は2日、北朝鮮がごみをぶら下げて1日夜(日本時間同)から韓国側へ飛ばした風船が、ソウルや近郊の京畿道などで計約600個確認されたと発表した。5月下旬に飛来した同様の風船約260個の倍以上。韓国政府は「やめなければ耐え難い措置を取る」と警告していたが、行動をエスカレートさせた。  韓国軍は2日、新たに落下した飛来物の写真を公開した。中身はたばこの吸い殻や紙、布きれ、ビニールなどのごみで、危険な物質は確認されていないとしている。  北朝鮮の金与正朝鮮労働党副部長は5月29日に発表した談話で、風船は韓国団体による北朝鮮の体制批判ビラ散布への対抗措置としていた。


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