日米韓3カ国の防衛相がシンガポールで会談し、インド太平洋地域の平和と安定のため、3カ国による新たな共同訓練を始めることなどで一致した。

木原防衛相とアメリカのオースティン国防長官、韓国の申源湜(シン・ウォンシク)国防相は2日、アジア安全保障会議に合わせて会談した。

3カ国は、北朝鮮による弾道ミサイル技術を用いた軍事偵察衛星の打ち上げを批判したほか、南シナ海で軍事的圧力を強める中国への懸念を共有した。

そのうえで、複数領域における3カ国の新たな共同訓練を2024年の夏に実施することや、情報共有や防衛交流を含む安全保障協力を制度化することなどで一致した。

木原防衛相「安全保障環境が大変厳しい中において、日米韓3カ国の連携は地域の平和と安定にとって不可欠であり、引き続き3カ国の協力を強化していく」

今後3カ国は、各国が持ち回りで会談や実務者協議を開き、安全保障に関する共通の懸念を議論していくことになった。

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