インド総選挙の開票結果を受け、喜ぶ野党支持者=4日、ニューデリー(ロイター=共同)

 【ニューデリー共同】インドで4日、下院(定数545)総選挙が一斉開票された。複数の地元メディアはモディ首相(73)率いるインド人民党(BJP)中心の与党連合が過半数を維持する見通しだと報じた。モディ政権の3期目入りは確定的な情勢だが、BJP単独では過半数を逃し、与党連合は大きく議席数を減らす見込み。モディ氏の求心力低下は必至で、政治が不安定化する恐れもある。  経済成長が続く一方で格差が拡大し、人々の不満が高まっていることが背景にありそうだ。州別で最多の人口約2億人を抱え、選挙の鍵を握るとされる北部ウッタルプラデシュ州では野党が躍進。同州は農家や貧困層が多いことで知られる。


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