中国の無人月面探査機が、月の裏側のサンプル採取に成功しました。

中国国営メディアによりますと、中国の無人月面探査機「嫦娥6号」は、3日までに、月の裏側の岩や土壌のサンプル採取に成功しました。

その後、嫦娥6号は月の裏側で中国国旗を掲げ、日本時間4日午前8時38分、サンプルを地球に持ち帰るため月の裏側を出発し、予定の軌道に入りました。

中国では4日、民主化運動を武力弾圧した天安門事件から35年にあたりますが、習近平指導部は事件に関する情報を厳しく規制する一方、国営メディアは、無人月面探査機の動向を大々的に報じ、国威発揚を図っています。

月の裏側のサンプルを地球に持ち帰れば世界初で、中国は、アメリカとの宇宙開発競争をリードしたい考えです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。