ロシア第2の都市サンクトペテルブルクで開かれている「国際経済フォーラム」は2日目の6日、企業や政府の関係者などが出席し、さまざまなセッションが行われました。

このうち石油・ガス市場についてのセッションには、ロシア寄りの姿勢をとるハンガリーのシーヤールトー外相が登壇し、ハンガリーにはロシア産の石油や天然ガスが欠かせないと強調しました。

そして「われわれはエネルギー供給の分野でうまく機能している協力関係を放棄するつもりはない」と述べ、ロシアとの協力の重要性を主張しました。

ロシア大統領府によりますと、EU加盟国からの閣僚の出席はハンガリーだけだということです。

また、軍需産業についてのセッションには、プーチン大統領の次女のカテリーナ・チホノワ氏が企業の幹部としてオンラインで参加し、注目されました。

ロシアで軍需産業に巨額の資金が投入され、兵器の生産が急増する中、チホノワ氏は「研究機関や企業、そして政府の協力が経済を発展させ、市場でロシア製品を増やすことにつながる」などと述べ、軍事と民生分野が連携し国産化を進めていくことが必要だと訴えていました。

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