ウクライナ空軍は7日、ロシア軍が巡航ミサイル5発や53機の無人機による大規模な攻撃を仕掛け、このうち48機の無人機などは撃墜したと発表しました。

キーウ州の当局は、攻撃によって産業施設で火災が起きたと明らかにするなど被害が出ています。

一方、ロシアのプーチン大統領は、第2の都市サンクトペテルブルクで開かれている国際経済会議の全体会合で7日、演説する予定です。

全体会合には南米のボリビアやアフリカのジンバブエの大統領が出席する一方、会議には、ロシアと関係が深いハンガリーを除くと欧米側の出席はほとんどありません。

欧米側は、7日にはフランスでアメリカのバイデン大統領やフランスのマクロン大統領がゼレンスキー大統領と会談を行う予定で、来週にはG7=主要7か国の首脳会議やゼレンスキー大統領が提唱する和平案の実現に向けた国際会議も開催されます。

アメリカの軍事支援の遅れもあってウクライナの劣勢が伝えられる中、アメリカなどは、自国が供与した兵器でロシア領内を攻撃することを許可するなど、ウクライナへの関与を強めています。

こうした動きに反発するプーチン大統領の演説が焦点となっています。

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