トランプ前大統領=6日、フェニックス(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米共和党のトランプ前大統領が、不倫口止めに絡む事件で自身が有罪評決を受けたのは民主党のバイデン大統領が政治的な動機で仕向けた結果だと主張し、批判を強めている。11月の大統領選で返り咲けば復讐する可能性に含みを残す発言を繰り返しており、真意を巡り臆測が広がっている。  「復讐が許されることもある」。トランプ氏は6日放送のトーク番組で司会者から司法制度が政治利用され、報復の連鎖が続くようなことは健全ではないと指摘されると、こう反論した。  5日のFOXニュースの番組では民主党政権に対し「彼らを追及するあらゆる権利が私にはある。バイデンやその家族の犯罪性を見ればたやすいことだ」とも述べた。4日にも別の番組で民主党関係者の訴追は「とてもありえる」と訴えた。  再選を目指すバイデン氏の陣営はトランプ氏が「復讐心」に満ちた選挙運動を展開していると反発している。


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