インド・ニューデリーで5月31日、異常な暑さにより給水車をめぐる争奪戦が発生した。
気温が50℃以上に達し、命を守るための水が不足、住民は給水車に群がり水を求めた。
今後もしばらく熱波が続く見込みだ。
走行中の給水車に飛び乗る子ども…水をめぐって危険な争奪戦
異常な暑さが続くインド・ニューデリーで、命を守るために必要不可欠な水をめぐって危険な争奪戦が起こっている。
この記事の画像(11枚)5月31日、ホースやバケツを持ち、行列を作る人々のお目当ては「給水車」だ。
まだ走行中にもかかわらず、飛び乗っていく子どもたちに、スピードが落ちると、大人も駆け寄り、われ先にとホースを上に伸ばしていく。
海外のメディアによると、インドでは一部地域で、熱波の影響で気温が50℃以上になっていて、この暑さによって100人以上が死亡、数万人が健康被害を訴えるなどの異常事態となっている。
そのため、街では暑さを凌ぐため、バケツの水につかる子どもの姿もあった。
飲料用だけではなく、暑さから命を守るためにも水が必要な状況だ。
水確保のため仕事を休む
インド・デリーでは連日、給水車に群衆が押しかけ、水を取り合う水騒動が激化している。
住民は「仕事があるので、水か仕事か、どちらか選ばないといけません。家族の誰かが補給しないと、手に入らないのです」と話しており、水を手に入れるためには、仕事を休まなければいけない状況だ。
インドの気象局によると、今後5日間は熱波が続く予想だという。
(「イット!」 6月5日放送より)
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