【キーウ共同】米紙ワシントン・ポスト電子版は10日、米国がウクライナに供与した兵器について、同国の軍事組織「アゾフ連隊」による使用を認めたと報じた。アゾフ連隊はロシアの侵攻後、南東部マリウポリのアゾフスターリ製鉄所で徹底抗戦し、抵抗の象徴となっている。  義勇兵組織として発足し、国家親衛隊に編入されたアゾフ連隊はかつて、ウクライナ民族主義に傾き、初期の隊員に極右主義者らが目立った。そのため米国は供与した武器の使用を認めていなかった。  米国は人権侵害をしている他国の部隊への兵器支援を禁じているが、アゾフ連隊に侵害はないと判断したという。使用を容認した時期は明らかになっていない。


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