ウクライナ空軍は12日、ロシア軍が24機の無人機や、ミサイルによる攻撃を各地に仕掛け、ミサイル1発を除いてすべて撃墜したと発表しました。
キーウ州の地元知事によりますと、落下した残骸で1人がけがをし、産業関連の施設や倉庫で火災が起きたいうことです。
こうした中、ウクライナ軍は11日に、陸軍や空軍などとは別に、ことし新たに発足させた無人機や無人艇などに特化した部隊を首都キーウで公開しました。
会場では、さまざまなタイプの無人機が展示され、爆弾を搭載する無人機や、カメラのようなものが設置された無人艇などが紹介されました。
新たに就任したスハレフスキー司令官は「われわれがルールを決め始めている。その第1段階として、軍の新しい部隊を創設した」と述べ、専門部隊の発足で、無人機の開発や運用で主導権を握るとともに、作戦の効率化などを図っていく考えを示しました。
無人機などに特化した軍の部門は、ことし2月にゼレンスキー大統領が創設を発表し、年内に100万機を国内で製造する計画を掲げています。
軍事侵攻が始まって以降、ロシアとウクライナの双方は、上空からの偵察や、相手の部隊への攻撃など、さまざまな目的で無人機を大量に戦場に投入していて、重要性が高まり続けています。
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