イスラエルとハマスの間では、先にアメリカが公表した6週間の停戦と人質解放を含む3段階からなる新たな提案をめぐって交渉が続けられていて、仲介にあたるエジプトとカタールは11日、ハマス側から提案への回答があったことを発表しました。

これについて、アメリカのブリンケン国務長官は12日、訪問先のカタールで行った記者会見で、ハマス側が提案に対し、多くの変更を求めてきたと明らかにしました。

ブリンケン長官は「変更は可能なものもあれば、そうではないものもある。今後もカタールやエジプトとともに合意に向けて働きかけを行う」と述べ、交渉を続ける考えを示しました。

その上で「ハマスはこの先も応じないかもしれないが、それはみずから始めた戦闘を続ける選択をしたことになる」として、提案に応じるよう強く求めました。

一方でブリンケン長官は「双方の溝を埋めることは可能だと信じているが、その保証はない」とも述べ、アメリカが目指す早期の合意に至るかどうかは一段と不透明になっています。

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