ことし1月には、ロシア北西部の都市サンクトペテルブルクの石油ターミナルで無人機による攻撃があり、ウクライナ側はおよそ1250キロ飛行させて攻撃を行ったと成果を強調しました。
今月に入ってからもウクライナは無人機による攻撃を活発化させていて、5日にはロシア南部ロストフ州で石油精製施設を攻撃し、ロシア側は「無人機による攻撃だった」としています。
さらに、9日には前線からおよそ590キロ離れたロシア南部アストラハニ州の基地に駐機していたロシア軍の最新鋭戦闘機スホイ57を攻撃し、損害を与えたと発表しました。
ウクライナ軍は7日と8日の衛星写真を公開し「7日には無傷だったが、8日には爆発のあとが確認できた」などとしていて、ロシアの軍事専門家は「無人機による攻撃だった」と分析しています。
一方、ロシア軍も無人機を使ってウクライナのエネルギー関連施設などへの攻撃を続けています。
無人機を使用したウクライナとロシアの攻防は、激しくなっており、特に、ウクライナにとっては、軍事支援を続ける欧米側の砲弾の生産や供給が追いつかない中、それを補完するものとしても重要性を増しています。
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