15日、サウジアラビア・メッカ郊外のアラファト山で祈りをささげる巡礼者(AP=共同)

 【カイロ共同】イスラム教最大の聖地、サウジアラビア西部メッカへの大巡礼(ハッジ)が15日、最高潮を迎えた。国営通信によると、世界各地から訪れた200万人以上が祈りをささげた。サウジはパレスチナ自治区ガザでのイスラエル軍とイスラム組織ハマスの戦闘による犠牲者や負傷者の家族約千人を招待し、ガザへの連帯を示した。  ハッジは礼拝や断食などと並ぶイスラム教徒の五つの義務「五行」の一つ。財力と体力のある人は生涯に一度、行うことが求められる。現地からの映像では、預言者ムハンマドが最後の説教をしたとされるメッカ郊外のアラファト山や周辺を、白い布をまとった巡礼者が埋め尽くした。


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