【ソウル=上野実輝彦】北朝鮮の朝鮮中央通信は17日、ロシアのプーチン大統領が18、19両日に、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記の招きに応じ北朝鮮を訪問すると伝えた。ロシア大統領府も、プーチン氏の訪朝を同時に発表した。

◆2000年7月以来、金正恩体制では初めて

プーチン大統領=2021年5月撮影

 プーチン氏が北朝鮮を訪れるのは2000年7月以来24年ぶりで、金正恩体制となってからは初めて。  ウクライナ侵攻が長期化するロシアと、核・ミサイル開発により国連安全保障理事会の制裁を受ける北朝鮮は最近、急速に接近している。今回のプーチン氏の訪朝でも、兵器の取引や軍事技術の提供、食料支援などについて議論が交わされるかが焦点となる。  韓国メディアによると、北朝鮮では最近、金日成(キムイルソン)広場や迎賓施設などで来客を迎える準備が進められていたという。  正恩氏は昨年9月にロシアを訪れ、プーチン氏と会談。幹部らとともに宇宙基地や海軍基地なども訪問し、軍事協力や人的往来の活発化について協議した。プーチン氏の訪朝も要請した。 

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