◆パスポートを提出、即日保釈
2023年8月、タイに帰国したタクシン元首相。右は次女のペートンタン氏
タクシン氏の弁護士などによると、同氏は起訴内容を否認。パスポートを裁判所に提出し、許可なしで出国しないことなどを条件に、50万バーツ(約210万円)を支払って保釈された。次回審理は8月19日の予定。 タクシン氏は2015年、韓国メディアとのインタビューで、王室を侮辱する発言をしたとされる。 06年のクーデターで失脚し、国外逃亡を続けていたタクシン氏は昨年8月、セター氏の首相選出に合わせて帰国。汚職罪などで実刑判決を受けたが、国王の恩赦で刑期が短縮され、今年2月に仮釈放された。 一方、憲法裁判所は同日、昨年5月の下院選で不敬罪改正を公約に掲げた最大野党・前進党の解党処分を求める訴訟の次回審理期日を7月3日に設定。また、内閣改造で犯罪歴のあるピチット氏を首相府相に任命したセター氏の罷免を求める訴訟の次回審理期日を、同月9日に決めた。 鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。