ガザ地区の海岸に設置された浮桟橋=5月16日(米中央軍提供・ロイター=共同)

 【ワシントン共同】米紙ニューヨーク・タイムズ電子版は18日、米政府がパレスチナ自治区ガザへの人道物資搬入のために設置した浮桟橋について、来月にも運用を終える可能性があると報じた。米軍高官がガザを支援する団体に伝えたという。当初は、高波が多くなる9月ごろまで使う見通しだった。  浮桟橋はバイデン大統領が設置を指示し、費用は2億3千万ドル(約363億円)。野党共和党から、無駄な事業だとの批判が強まっている。  同紙によると5月17日の運用開始後、稼働したのは10日間ほど。悪天候で一部が損傷して物資輸送が中断した。現在は、高波予想のため、ガザ北方に移されている。


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