環境に配慮したまちづくりを目指すバンコクは、2013年に横浜市と覚書を交わし、継続的に技術支援を受けていて、このほど横浜市の協力を得て、二酸化炭素の排出削減に向けた新たな行動計画を策定しました。

21日はバンコクで横浜市の山中市長も出席して計画の発表会が開かれ、ビルに太陽光発電設備を増やすことや公共交通機関の整備を進めることなど2030年までの具体的な取り組みが紹介されました。

山中市長は、横浜市では自治会ごとに集会を開いて市民に協力を求めた結果、10年間で家庭ゴミの4割を削減できたことなどを紹介し、二酸化炭素の排出削減には市民の参加が鍵になると訴えました。

バンコクのチャチャート知事は記者会見で「横浜市は、市民の参加などの多くの成功事例がある。これを学び、できるだけ早期に計画を実行に移したい」と述べました。

また山中市長は「脱炭素化を実現するには解決策を持つ企業が重要になるので、企業のビジネスマッチングを積極的に行っていきたい」と話していました。

バンコクは、今後、横浜市の支援も得て取り組みを進めるとしています。

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