煙が上がる襲撃現場の映像(23日、ダゲスタン共和国の首都マハチカラ)=AP

【モスクワ=共同】ロシア通信によると、ロシア南部ダゲスタン共和国の首都マハチカラやデルベントで23日、武装勢力がロシア正教会2カ所やシナゴーグ(ユダヤ教会堂)、交通警察の詰め所などを襲撃し、地元のイスラム聖職者は警官ら9人が殺害され、25人が負傷したと明らかにした。

ロシア連邦捜査委員会はテロ容疑で捜査を始めた。ダゲスタン共和国にはイスラム教徒が多い。

デルベントでは教会で聖職者がのどを切られて殺害され、シナゴーグで火災が発生した。中心部で治安当局と武装勢力の銃撃戦が発生し、警官や市民ら計16人が病院に搬送された。

国家テロ対策委員会は、デルベントでのテロ鎮圧作戦の「活発局面」は終了し、武装勢力2人を殺害したと発表した。

内務省によると、マハチカラでは交通警察の詰め所が襲撃され、武装勢力4人が殺害された。

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