ロシアの全面侵攻を受けるウクライナに砲弾を供給する計画を主導するチェコのフィアラ首相は25日、X(旧ツイッター)への投稿で、砲弾を初めてウクライナ側に引き渡したことを明らかにした。砲弾の数については触れていないが、数万発とみられる。

 チェコは弾薬不足に苦しむウクライナを支援するため、欧州外の第三国の在庫を購入するなどして供給する仕組みづくりを主導。各国から資金を集め、砲弾80万発を調達する計画を立てている。このうち、第一弾がこのほどウクライナに搬入されたという。

 チェコのパベル大統領は今月初め、朝日新聞の単独インタビューに応じ、最初の数万発が数週間以内にウクライナに搬入される見込みだと語っていた。(ベルリン=寺西和男)

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